- 2000年9月号 -
前回にかいた「赤十字」の3つのしくみのうち、「赤十字国際委員会」(せきじゅうじ こくさい いいんかい) は、おもに
戦争(せんそう)をしている場所(ばしょ)で、ケガをしたり、つかまったりした人をたすけるしごとをしています。
「赤十字国際委員会」
(せきじゅうじ こくさい いいんかい)
これは、1863年にデュナンさんたちがつくった「五人委員会(ごにんいいんかい)」が発展(はってん)した、赤十字のおおもとのグループです。
英語(えいご)では、ICRC: The International Committee of the Red Cross
フランス語(ご)で、CICR: le Comite' international de la Croix-Rouge といいます。
この写真(しゃしん)は、赤十字国際委員会の建物(たてもの) です。デュナンさんのうまれたスイスのジュネーブにあります。
この委員会のおもなメンバーはだいたい20人くらいで、みんなスイス人なのです。
おもなしごとは
- 戦争(せんそう)をしている場所(ばしょ)で、ケガをしたり病気(びょうき)になった人たちを敵・味方(てき・みかた)のくべつなくたすけること。
- 戦争(せんそう)で行方不明(ゆくえふめい)になった人をさがすこと。
- 敵(てき)につかまった兵隊(へいたい)が、ちゃんとあつかわれているかどうか、たしかめること。
などです。
また、そのための準備(じゅんび)を、ふだんからしておくために、
- 医者(いしゃ)や看護婦(かんごふ)さんを訓練(くんれん)すること。
- ひつような道具(どうぐ)や薬(くすり)をそろえておくこと。
- 「赤十字」のかんがえかたを、世界中(せかいじゅう)にひろめること。
などをしているんだよ。
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