- 2002年3月号 -
石のできかたには、3つのグループがあるそうです。
- “火成岩(かせいがん)”は、地面(じめん)のふかいところで溶(と)けた岩“マグマ”が、かたまったものです。
ふかいところでゆっくりかたまったものと、火山(かざん)のふん火で外へ出て、きゅうに冷えてかたまったものがあります。
“かこう岩”や“あんざん岩”がこのグループです。「みかげ石」ともよばれます。
かたくてじょうぶなので、ビルの外側(そとがわ)の壁(かべ)や、お墓(はか)につかわれます。
長岡赤十字病院でも外の壁(かべ)や通路(つうろ)に「みかげ石」がつかわれています。
- “堆積岩(たいせきがん)”は、砂(すな)やねんどやサンゴが、川や海(うみ)の底(そこ)にたまってかたまったものです。
“砂岩(さがん)”や“石灰岩(せっかいがん)”がこのグループです。
化石がはいっているのは、このグループの石です。
あいだにはさまった木の葉(は)やサンゴが、化石になります。
- “変成岩(へんせいがん)”は、かせい岩やたいせき岩が、火山(かざん)やマグマの熱(ねつ)でやけどをしたり、
地面のなかで押(お)しつぶされたりして変身(へんしん)したものです。
“へんま岩”や“大理石(だいりせき)”がこのグループです。
- “石灰岩(せっかいがん)”が熱(ねつ)で変身(へんしん)したのが“大理石(だいりせき)”です。
ほんとうの“大理石”には化石ははいっていませんが、きれいな“石灰岩”も「大理石」とよばれることがあります。
色(いろ)や模様(もよう)がきれいですが、雨(あめ)にはよわいので、ビルの内側(うちがわ)や彫刻(ちょうこく)につかわれます。
長岡赤十字病院でもロビーや、エレベータのまわりにつかわれています。
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