だい24 回 「おしえて?赤十字」 |
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●磐梯山の噴火(ふんか) | |
- 2001年12月号 -
「博愛社(はくあいしゃ)」から「日本赤十字社(にほんせきじゅうじしゃ)」になったつぎの年、 1888(明治21)年7月15日に、福島県(ふくしまけん)の磐梯山(ばんだいさん)が大噴火(だいふんか)をおこしました。 山が大爆発(だいばくはつ)し、ふもとの村(むら)をあっというまにうずめてしまい、 川をせきとめてたくさんの湖(みずうみ)ができました。 死んだ人は470人、ケガをした人は1000人いじょうにもなりました。 【治療にあたる救護隊】 1888(明治21)年 できたばかりの日本赤十字社はケガ人のてあてをする救護隊(きゅうごたい)をおくり、佐野常民(さのつねたみ)もかけつけました。 六角謙三(ろっかくけんぞう)さんなど福島(ふくしま)や仙台(せんだい)の医師(いし)たちといっしょにはたらき、 いまの東京大学医学部(とうきょうだいがくいがくぶ)の大学院生(だいがくいんせい)だった 芳賀栄次郎(はがえいじろう)・三輪徳寛(みわとくひろ)さんのふたりもボランティアとしててつだいました。 このふたりは日本(にほん)でさいしょの災害(さいがい)ボランティアといわれています。 【日本赤十字社災害救護発祥の地】の碑 裏磐梯、五色沼(毘沙門沼)入口駐車場 もともと赤十字は、戦争(せんそう)をしているところで、人をたすけるしごとをしていましたが、 この噴火(ふんか)がきっかけとなって、災害(さいがい)のときでも活動(かつどう)するようになりました。 五色沼(ごしきぬま)のそばに、赤十字の災害救護(さいがいきゅうご)がはじめられた記念碑(きねんひ)がたっています。 いまの磐梯山(ばんだいさん)はきれいな湖(みずうみ)や高原(こうげん)にかこまれた国立公園(こくりつこうえん) になっています。 |
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